Bike Maintenance FILE#045 燃料ホース交換 その2

FILE#044 燃料ホース交換 その1 からの続き。


これは燃料フィルタから燃料ポンプに行くホース。これも成型品。

やはり旧ホースは硬化が進んでいた。指で押すと新品との弾力性の違いが良く分かる。

品番:1FK-24315-00。¥594也。


燃料フィルタのIN、OUTのホース装着完了。


さて、これが燃料ポンプからキャブに行くホース。

旧品はガチガチ。元々はストレートのホースだったと思われるが、曲がった状態で固まっているし。

新品のストレートホースは長すぎるので今までのホースと同じ長さにカット。

品番:90445-120E7-00。¥680也。


上の画像で気が付いかもしれないが、このホースは新旧で見た目が違う。

旧品は被覆がメッシュだったが、新品はクルマ用の燃料ホースと同じで内層メッシュのゴム被覆になっている。コストダウンなのかな。


さて、燃料ポンプにキャブへ行くホースを取り付ける。

ホースクランプは再利用したが、ゴム被覆のホースにワイヤータイプのクランプだとホースにクランプが食い込んでしまうので締付けはほどほどに。


燃料ポンプを車体に戻して、燃料フィルタからのホースを燃料ポンプに挿し、次いで燃料ポンプからのホースをキャブに挿す。

これでホースの接続は完了。


燃料ポンプブラケットはサビが出ていたので、ダミータンクカバーのロック機構を外してサビ落し&シャシーブラック塗装しておいた。


燃料ポンプブラケットにダミータンクカバーのロック機構を組み付けたら元通りに燃料ポンプを固定して組み立て完了。

キーONで、コココと燃料ポンプの動作音。スタートボタンを押すと普段と同じ様にエンジン始動。燃料漏れが無い事を確認して作業完了。

これであと10年は大丈夫だろう。


さて、20年使った燃料フィルタはどんな状態か?

気になるので、ノコでケースを切断。白いのは切粉。


あれ、なんか綺麗だぞ。濾紙のひだひだの奥に僅かに黒い粒があるだけだ。

普通、タンクがサビていると剥がれたサビの黒いカスがフィルタに溜るのだが、それが無い。と言う事はタンクがサビていないって事だ。

2015.06.13


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