Chaly FILE#006 ミッション4速化その2

腰上の分解

  • フライホイールは外したあと仮止めしてあるだけなので、すぐに外せる。
  • 6Vのジェネレーターが出てきた。この年式のシャリーは12Vクランクケースなのに6V電装なのね。鬼門の皿ビスはインパクトレンチで一発。
  • 配線の留め具はジェネレーター・ベースにカシメられているのかー。切らないように注意しないと。
  • ジェネレーター・ベースは外周にはＯリングが入っているので簡単のは外れない。コイルの鉄心を留めているところにマイナスドライバーを引っ掛けてテコの要領で引き上げた。
  • ここでようやくカムチェーンが外せる。

腰下の分解（クランクケース）

  • エンジンをひっくり返してクラッチ側のクランクケースカバーを外そう。ボルトを緩めてプラハン攻撃。
  • クランクケースカバー、外れました。
  • クランクケースカバーの内側は思ったよりキレイだ。引っ付いている半月状の鉄板はクラッチリフター。シフトペダルを踏んだ時にクラッチを切るためのパーツ。
  • エンジン側に戻ってクラッチユニットに載っているクラッチ・カムを外す。これもシフトペダルを踏んだ時にクラッチを切るためのパーツ。
  • シフトシャフトからクラッチレバーを外して、いよいよクラッチユニット本体だ。最初に外すアウターカバーにはまたまた鬼門の皿ビス。しかも４つ。
  • 調子こいてインパクトで攻めたら、皿ビスの頭をナメた・・・。しかも２個。皿ビスの頭にマイナスドライバーを緩める方向に当てがってハンマーで引っ叩いて緩めたが30分も掛かってしまったぜ。
  • クラッチのアウターカバーが外れたので、中の溝付き丸ナットを専用ソケットで外す。
  • これが専用ソケット。使うのは20mmの方。
  • クラッチASSYがクランクシャフトから抜けたら、プライマリー・ドリブンギヤを外す。
  • シフトアームが見えたぞ。
  • シフトストッパーを外したらシフトアームを引き抜こう。
  • キックスピンドルはリターンスプリングを外しておく。
  • オイルポンプもチェックのために外す。ふ～ん、ここは紙ガスケットじゃないんだ。張り付いていない。
  • ここまできたら、クランクケースをひっくり返して左右のケースを締め付けているボルトを外す。
  • いよいよクランクケース割りだ。シリンダーの開口部にレバータイプのフライホイール止めを突っ込んで押し広げるようににテンションを掛けながらカッターの刃をガスケットに入れていくと意外とすんなり割れた。

腰下の分解（パーツチェック）

  • オイルポンプの中身。キズも無いからこのまま使おう。
  • クラッチのアウターカバーを外した部分のヘコミはフィルターローターと言うらしい。
  • 確かに真っ黒いスラッジが溜まっている。クラッチの摩耗粉？
  • 取り敢えずフィルターローターは掃除しておいた。
  • クラッチ板の状態も見ておこう。
  • あれ、これってフリクションプレート板だよね？フェーシングが無いんですけど？
  • クラッチ板一式。３枚のフリクションプレートのうち、一番クラング側のものだけフェーシングの形が無くなる程に摩耗している。交換決定、買いにだそう。
  • クラッチ板一式を外すとクラッチドライププレートが出てきた。特に異常は無い。クラッチアウターも異常無し。
  • ４か所クラッチウェイトは純正で７枚。70だから？
  • クラッチプレートにはクラッチウェイトのツメ跡が・・。う～ん交換すべきか・・、いやツメ跡は深くないのでそのまま使おう。
  • クラッチドライププレートも外そう。今度は慎重にショックドライバーで。
  • クラッチスプリングの自由長は規定値ギリギリだがセーフ。

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