Bike Maintenance FILE#048 ギヤオイル交換

ファイナルギヤのオイル交換。

オーナーズマニュアルを見ると交換周期は16000マイル又は2年と書いてある。

え~と、前回の交換したのは・・・いつだったっけ?

距離は16000マイルも走っていないが、少なくとも5年は経っている。時間的にだいぶ超過しているが大丈夫か?

そんな事を心配しながら交換用のギヤオイルの準備。オーナーズマニュアルの指定はSAE 80(API GL-4)で量は200cc。ギヤケースの大きさからしてもっと多く入っても良さそうなものだが、意外と少ない。クルマのデフの1/10以下の量だ。

オイルを買いに近所のナップスに行って物色するが、結局はヤマハ純正のヤマルーブのドライブシャフトオイルに落ち着いた。ヘタに高いオイルを入れてもオイルシールとの相性が悪いとオイル漏れを引き起こす可能性があるので、ここは安心のメーカー純正。何せ古い車両だから。

スペックも「GL-4 歯車油 SAE 80W」なので問題なし。

500ccのボトルなので2回分行けそう。


さて交換作業だが、オイルを抜く前に先ずはフィラーボルト(17mm)を緩める。

理由は二つ。もしもオイルを抜いた後にフィラーボルトが外れない、なんて事になると始末が悪いのと、オイルが抜ける時にエアが吸えるようにするため。


続いてドレンボルト(17mm)を緩める。


ドレンボルトを外すとギヤオイルが出てきた。


ドレンボルトの先端は磁石になっていて、オイル中の鉄粉を吸い寄せている。

鉄粉の量は少なかったので、ピニオンギヤとリングギヤの歯当たりは良さそうだ。


新油の充填はリヤタイヤを回してオイルを馴染ませながらフィラーギリギリまで入れる。


抜けたギヤオイル。

そこそこ汚れてはいるものの、思っていたほど黒くなっていなかった。

作業時間は30分。

ギヤオイル交換後はリヤタイヤの回転が驚くほどスムースに・・・なんて事はなく、何ら変化なし。


2015.09.21

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