Blues Mobile Project FILE#028 BBのサントラが聞きたい

オイラのMONACOのオーディオのヘッドユニットは純正AM/FM/8トラック!

エイト・トラックだよ!! 若い人は知らないだろうなぁ。

一応、当時のオプションの中で一番いいデッキ。


ダメもとで、eBayで8トラックカセットをGetして、入れてみたらナ~ント再生できた!

それとFM飛ばしの携帯プレーヤーも使えたが、音量を上げると音割れする。チューナーの感度が悪いのかアンプの性能が悪いのか、はたまたスピーカーがダメなのか。何れにしてもBlues Brothersのサントラがまともに聞けないのが最大の問題。

8トラックの純正ヘッドユニットのリアル・レトロな外観は捨て難いのだが、やっぱ好きな音楽が聴けないとね~。

ってー訳でヘッドユニット交換を決行。 


アメ車のオーディオ交換で面倒なのは、ボディの大きさが一般的なDIN規格では無いって事。

幅はDINよりも少し小さく、高さは1DINより大きいが2DINよりは小さい。実に中途半端な大きさ。

単純に1DINサイズのヘッドユニットに交換すると、ダッシュボードのオーディオ・スペースに隙間が出来てしまう。 


本国でも悩みは同じらしく、アフターマーケットで1DINへのオーディオ・フェイス・コンバージョン・キットが売られている。eBayで調達しようかと思ったが、あ~本国は既にクリスマス休暇だ。

でも、年末・年始休暇中に作業したいしなー、最悪は自作かな~などと思いながら、ネットで検索したら○天市場で売っていた。


メーカー名が何なのか判らん。


簡単な説明図。


組み立てるとこんな感じ。ちなみにヘッド・ユニットはケンウッドES222。 


純正ヘッド・ユニットを外すとダッシュの中はスカスカ。

コンピュータなんかの電装品が無いからなぁ。

しかし、ここで問題。今時のヘッド・ユニットは常時+12VとACCの2本の電源ラインが必要なのだが、純正ヘッド・ユニットには常時+12Vラインが来ていない。純正はラジオの選局メモリーは機械式だし、時計機能も無いので常時+12Vを必要としないから、もっともと言えばもっともなんだけど。さーどうしよう・・・。 


ヒューズBOXから常時+12Vを取ろうかとも考えたが、元々電気を食わない時代のクルマなので、配線やヒューズが耐えられるかどうか不安がある事と、インパネの裏側からチマチマと配線を引き出す作業が面倒だったので、常時+12V、ACC、GNDの新しい配線(赤いコード)をバッテリーから引き直した。

これで30アンペアまでOK。 


ついでに、3連メーター、タコメータの配線もダッシュ裏に収まる様に引き直したので、あっと言う間にコードの山。でも元がスカスカだから難無く収まってしまう。

更にスピーカーも現代の物に交換してスピーカー・ケーブルも全て引き直し。だって、ヘッド・ユニットからスピーカへの配線は+側だけしかなく、スピーカのマイナスは何とボディにアース。当時ものは最高だね!? 


メーターやら、スピーカーやら、何だかんだで、5時間かかって交換完了。インパネの雰囲気を壊さないように、ギラギラしていない機種を選んだつもりだが、やっぱりここだけ近代的。でもCDが聞けるし、音割れもなく気分上々。 



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