Cadillac Maintenance FILE# 25 キャリパ.・オーバーホール その2

ピストンにラバーグリスを塗布してピストンダストブーツを被せていく。


ピストンの段の所までピストンダストブーツを被せたら、ピストンダストブーツの鉄の輪を逆方向に戻していく。


ピストンダストブーツがひっくり返り装着完了。


ピストンのシリンダとの接触面にラバーグリスを塗布してピストンをキャリパに押し込む。結構キツい。


ピストンが収まったらピストンダストブーツの鉄の輪をキャリパーに押し込む。押し込むと言うより叩き入れると言った感じ。

キャリパーが邪魔でプラハンは使えないので専用工具の登場。使ったのはLisle製の「Disc Brake Dust Boot Installer」、柄の部分をハンマーで叩く。


両端のボルトがスライドピン、筒状のものがスライドピンスリーブ、大きい方のOリングがスライドピンブッシュ(大がインナー、小がアウター)。各パーツをキャリパーに組み込む際にはシリコングリース塗布。


ブリーダの装着。

今回はエア抜きが簡単にできる逆流防止弁付きの「SPEED BLEEDER」を使用。

ナット部分も純正品よりも厚く、ナメにくそう。

ちなみにナットサイズは純正品の10mmに対して「SPEED BLEEDER」は3/8インチ。


オーバーホール完了

所要時間は約2.5時間。



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